ラッキーにも順番待ちせずに優先で入所できた特養。
大喜びしたのも束の間。
次々に起こる特養での不可解な出来事。
これは紛れもない事実である。
この特養は本当にヤバかった
特養とはこんなものなのか。
老健と違い特養は終身まで看てくれるから基本的に1度入ったら他には移れない。
でもここまで不可解なことを次々と目の当たりにするとこのまま放置はできない。
施設側に文句を言うのは簡単だが、義母は結局人質みたいなもの。
僕たちがいないところで何をされるか分からない。
実際に何度か虐待にあった過去があり、何度も苦しい思いをしてきた。
この気持ちは実際に家族を介護施設に預けた者にしか分からない気持ち。
そんな不安を抱えながら過ごすのは、生き地獄のようなものだった。
このままでは義母が危ない!
週末の休日には義母のいる特養へほぼ毎週面会に行っていた。
挨拶を全くしない職員、ヘルパーステーションでタバコを吸うヘルパーなど、これまでに信じられない光景をたくさん見てきた。
そして面会に行くたびに痩せ細り時には話しかけにも応じなくなった義母。
面会に行くたびに弱っていく姿をみて心が痛む。
僕も妻も昼間は仕事をしていたので、すぐに引き取ることはできない。
しかしこのままでは・・
どうする?人生を大きく変える大きな決断
もうこれ以上日に日に弱っていく義母をただ見ていることはできなかった。
このままこの施設にいたら危ない。
在宅介護をしていく自信は全くなかったし、もしやっていくとなったら2人の生活もガラリと変わるものになる。
大きな決断
でも弱っていく義母を見たらそんな悩みは吹き飛んだ。
「よし、頑張って2人で見ていこう!」
妻は
「本当にいいの?」
と涙ながらに聞いてきたが
「だってこのまま見て見ないふりはできないよ。それに前々からお母さんがいなくなる前に何日でもいいから一緒に住むのが夢って言ってたじゃん。これはもうそのタイミングなんだよ。」
妻は
「ありがとう。ありがとう。本当にありがとう」
と声を枯らしながら何度も繰り返していた。
ここから在宅介護生活が始まっていく。
期待と不安の狭間の中で・・
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