要介護5の義母の訪問入浴に付き添って出てきた素朴な疑問と感じたこと

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寝たきりの在宅介護をしている人なら、当たり前に利用している訪問入浴。

寝たきりだと介護者だけで家のお風呂に入れるのはほぼ不可能だから、訪問入浴は本当に助かりますよね。

私も何度か付き添ったことがあるのですが、先日付き添っていて素朴な疑問がでてきたんです。

また訪問入浴を見ていて感じたこともあるので、その2点について書いてみたいと思います。

目次

訪問入浴に付き添っていて出てきた素朴な疑問

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久しぶりの訪問入浴の付き添い。

平日に頼んでいるのでいつもは妻が付き添っているのですが、今回は約1年ぶりぐらいに私も付き添いました。

以前見たときにも疑問に思ったのですが、訪問入浴のメインであるバスタブ。


あれってすごいと思いませんか?


真ん中から2つに割れたバスタブを部屋の中に入れドッキング。


それだけでバスタブが完成。


お風呂場からホースでお湯を吸い上げ、ぐんぐんバスタブにお湯が溜められていく。

これだけでもすごいですが


なぜお湯が漏れないか?


ということ。


今回もよ~く見ていたのですが、1滴も漏れない。

それもただはめただけのバスタブです。

完全に疑問が解けないので、スタッフに質問したら


「パッキンが入っているからです」


との返答。

それでも疑問が残っていたので、バスタブを外したときに写真を撮らせてもらいました。

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これでやっと納得。

パッキンが太いんですね。

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このパッキンの太さが、お湯を一滴も漏らさずにしっかりと守ってくれていたんです。


百聞は一見に如かずですね。

訪問入浴に付き添って感じたこと

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わが家の義母は気管切開をしているので、いつ痰が上がって来るか分からない状態。

いつでも吸引できるように付き添っているわけですが、そのとき訪問入浴の一連の流れを見ていて感じたことがあるので綴りたいと思います。

わが家のような寝たきりの介護にはありがたい

素直にありがたいという気持ちがまず最初に出てきました。

義母は完全寝たきり状態なので移動させるのも大変。

その義母をお風呂に入れてくれるんです。

訪問入浴側から見れば当たり前のことでもやっぱりありがたいなって。

ましてわが家の義母は気をつけなければならないことがたくさんあります。

  • 気管切開
  • 腸瘻
  • 両手の皮が薄くなって破けやすいので強く握れない

これらを注意しながら入浴をさせてくれる。


感謝しかありません。

スタッフがすごい

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この日は4人のスタッフが来ていたのですが、連携プレーがすごいですよね。

介護部屋の狭いスペースに、ギリギリでバスタブを置きその中で義母を入浴させる。

4人もいたらそれだけでももっと狭くなるのに、この中での動きを見ていると本当すごいなって。


だって1人が動く時でもスペースがほとんどないので、1歩1歩足の置く位置を確認しながらあれやこれやと入浴作業。


この連携プレーを見ていて、これだけ細かいところに気配りをして力仕事。

もっと給料を上げてあげるべき。

他の介護サービスにも同じことを思っていますが、本当に低収入で涙が出そうになってしまいました。


だってあれだけのことをやってくれてその給料って。


可哀想すぎます。

ちょっと感動

でもやっぱり感動しますよね。

前項からの続きになりますが全員がそうでないにしても、こういった低収入であそこまでの仕事をできるって。

多分お金だけの話ではないんですよね。

わが家のような義母に「気持ちよくお風呂を入ってもらいたい」って気持ちでやっているんでしょうね。

そう考えたら、お金を基準に考えていた私自身が恥ずかしくなってきました。


本当のボランティア精神ですよね。


お湯に浸かる義母に優しい言葉で声かけをしながら、汗だくで動くスタッフを見て感動しました。

最後に

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普段はほとんど介護サービスの現場に立ち合わないので、今回久しぶりに訪問入浴を見てじんわりと心が温まりました。

実際に現場の空気に触れると、気づきがあるものです。


世の中には本当に心優しい人っているんですよね。


私自身もっと心の汚れをとらなければ、と反省もあった訪問入浴でした。

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