気管切開の要介護者を在宅介護で看ている人にとっては、当たり前の気管切開のカニューレ。
衛生的にも定期的に交換しますが、あれってよく考えるとスゴクないですか?
だけどチョット怖いって話をしたいと思います。
自宅でカニューレ交換をしてくれるのはありがたい
わが家の要介護5の義母は気管切開。
定期的なカニューレ交換が必要。
カニューレとは、喉から気管に差し込まれる医療器具でここから呼吸をしています。
喀痰もカニューレから吹き出すのでここからいつも吸引。
わが家は自動喀痰吸引機の「アモレ」を使用しているので、カニューレも一般的なものと違いアモレ専用のカニューレ。
このカニューレ交換を、担当医は2週間に1度の周期で訪問してくれベッド上でやってくれるんです。
これにはかなり感謝です。
2週間に1度病院でやるとなったら一大事。
寝たきりの外出はかなり大変なので本当にありがたいです。
ちょっと怖いカニューレ交換
先週も担当医が訪問して、義母の問診とカニューレ交換をやってくれました。
私も立ち会ったのですが、2~3年前に1度見たことはあったとはいえ、やっぱりチョットすごい光景。
だって義母に入っているカニューレを、首から引っこ抜き新しいものをまた入れるんです。
今となってはカニューレ歴が長いので血はほとんど出ませんが、それでもチョットね。
怖いです・・
早く慣れなければ
古いカニューレを抜いた時に喀痰吸引をしなければなりません。
それは家族がやります。
カニューレが入った状態での吸引は毎日何度もやっているので普通のことになっていますが、カニューレを外した状態ではやったことがありません。
いつもはこの現場に妻が立ち会ってやっているので、普通に吸引をしていましたがこれもきつい。
抜かれた義母の首元は、大きなピアス穴のように窪んでいるんです。
当たり前と当たり前ですが、見慣れていない私にとってはチョット・・。
だけど今は妻が普段やっている介護のことを少しずつ覚えている段階。
この時妻は
「吸引やってみる?」
って言ってきたけど
「・・・」
って躊躇していたら
「今日はいいよ、次回やってみよう」
って。
まじか。
でも早く慣れなければなぁ~。
最後に
チョットあまりいい光景の話ではなかったですが、介護となるとこういうことはたくさん出てきます。
義母は気管切開の他にもお腹からは管が通っている腸瘻(ちょうろう)をしています。
胃瘻の腸バージョンと思ってくれれば分かりやすいかと。
それ以外にもガス抜きでお尻に指を入れて抜いたり、年に1~2度は摘便もやります。
これらを考えるとやり始めた頃は
「え~」
なんて思っていました。
でも今では我々にとって普通のこと。
だからカニューレ交換時の喀痰吸引も、あと何回か経験すれば慣れるのかと思っています。
でもやっぱ怖いっす。
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