要介護5の外出は簡単ではない!大変だと感じる5つのこと

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わが家の要介護5の義母は完全寝たきり状態。

腸瘻交換のために年に2回通院しなければいけません。

外出するにも要介護5は簡単なことではありません。

健常者なら着替えて必要なものを用意すればあとは出かけるだけですが、そんなふうにはいかないんです。


在宅介護歴18年目を迎えたわが家が、実際に思う大変なこと5つをご紹介いたします。

目次

年に2回は通院で外出

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わが家の義母は腸瘻。

そのため年に2回腸瘻の交換が必要で、通院しなければいけません。

腸に入っているので在宅で処置というわけにはいかず、病院で専門医がレントゲンを見ながらの交換が必要になります。

定期的に交換しないと、腸瘻の管が詰まったり壊れたりするんです。


腸瘻は義母にとっての命綱。

栄養も水分も全て腸瘻からなので、絶対に外せない通院です。

要介護5の外出は簡単ではない

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冒頭でもふれましたが、要介護5の通院は簡単ではありません。

車椅子なのでその移動だけでも大変。

歩ける人と違って着替えて靴履いて「はい、行きましょう」なんてことができません。

ましてわが家の義母は腸瘻以外にも、気管切開・四肢麻痺の完全寝たきり状態のなので、気をつけなければならないことがたくさんあるんです。

要介護5の外出が大変だと感じる5つのこと

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わが家の義母の場合になりますが、外出時にどんなところが大変なのか具体的にご紹介します。

介護スケジュールの調整

介護スケジュールといっても、外部的介護サービスの調整ではなく、義母がいつもやっているケア自体のスケジュールになります。

介護サービスの調整は、ケアマネさんに伝えれば全てやってくれますので問題はありません。

義母のケアの介護スケジュールが大変というのは、毎日同じ時間に必ずやらなければならないことの調整です。

それは

  • 栄養・水分
  • 体交
  • ネブライザー
  • オムツ交換

になります。

というのも、腸瘻での栄養と水分の注入時間は合わせて5時間弱かかるんです。

まずはそれを通院時間から逆算して注入時間と量を調整。

それに合わせて他のものも全て時間調整します。

体交は栄養が終わってからすぐにはできません。

栄養が入った状態で体交をすると逆流する恐れがあるからです。

もし逆流して口から吐いたりなんかしたら一大事。

最悪誤嚥性肺炎に繋がる心配があります。

そんな空き時間も考えながら他の諸々も限られた時間に埋めていかなければならないので、このスケジュールの調整が1番最初の大変なところです。

持ち物の準備

外出に義母にとってなくてはならないものはたくさんあります。

そのため持っていくものの準備も抜かりなくしなくてはいけません。

わが家の場合は

わが家の持参品
  • ポータブル吸引機
  • ポータブル吸引機の予備の乾電池
  • カテーテル
  • エタコット
  • 介護用の手袋
  • ティッシュ
  • ゴミ袋
  • シリンジ
  • タオル

など。

毎回大きなバッグに全て詰め込んで準備しています。

車椅子への移乗

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ベッドから車椅子への移乗もなかなか大変です。

完全寝たきりのため、全身は脱力しているので気をつけてやらないと怪我にも繋がります。

わが家の場合は、義母の肩から膝ぐらいまでの位置にバスタオルを敷き、それをストレッチャーみたいな感じで車椅子へ移乗させます。

その時によって夜勤のヘルパーさんに残ってもらい一緒に手伝ってもらったりもします。

無理な場合は、介護タクシーの運転手さんと私とでやっています。

車椅子での階段

わが家は玄関の外には3段ほどの階段があります。

また玄関内から家に入る時にも1段分の段差が。

そのため車椅子での移動は容易ではありません。

介護タクシーの運転手さんとゆっくり慎重に行います。

まずは玄関から1段の段差をゆっくり下ろします。

そして外に出たら3段の階段を下さなくてはいけない。


ここが1番の修羅場。


車椅子に乗った義母の左右から、2人でしっかりと車椅子の手をかける場所を確認。

そうしないと持つ部分によっては、骨組みが弱い部分や可動する部分があります。

そこを持ったら急に曲がったり不安定になるので、頑丈なところを持つのが必要。

2人で確認したら車椅子を持ち上げ、声掛けをしながら1段ずつ慎重に下りていきます。

地面まで到着するとやっと一安心。


階段なんかでどちらかが転んだりしたら大変です。

喀痰吸引

気管切開のため痰がいつどこで上がってくるか分かりません。

上がってきたら車の中だろうが、病院の中だろうが、外にいようが吸引が必要。

そのためわが家ではポータブル吸引機を買いました。

これなら義母がどこにいても側に置いておけるので、すぐに吸引ができて安心。

介護タクシー内の吸引機はレンタル代が高いし、病院でも看護師さんにいちいち頼むのは面倒。

それなら気兼ねなくすぐに吸引できた方がいいと感じ購入しました。

少々高いですが、同じような状況の人にはかなりおすすめ。

単三乾電池4本で吸引できるので非常時にも重宝します。

最後に

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細かいことを上げるとキリがないので、主に大変なことを5つに絞ってご紹介いたしました。

先日も腸瘻交換に行ってきました。

もう何回もやっていることですが、やっぱり毎回大変だし無事に家に帰ってくるまでは不安が付きまといます。

寝たきりの移動は、そうそう簡単なことではないと毎回実感。

でも前もって大変な箇所を押さえておくだけでも、心構えは多少変わります。


同じような環境の方の、少しでもご参考になれば幸いです。

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