喀痰吸引に必要な喀痰吸引器。
気管切開をしている要介護者を在宅介護で看る人には必需品です。
もしも「喀痰吸引器が急に壊れたら?」
なんて考えたことはないですか。
考えるだけで怖いですが、そんな時のために今回はメインの喀痰吸引器以外に1台常備しておくとかなり助かる【ポータブル吸引器】をご紹介したいと思います。
もちろん急な故障時以外にも、大活躍すること間違いなしのアイテムなんです。
故障時・非常時・移動時に大活躍!
![おすすめのポータブル吸引器『Qtum』](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8764-800x600.jpg)
ポータブル吸引器。
家にメインの吸引器が1台あれば十分なのでは?と思われるかとおもいますが、1台常備しておくとこんなシーンの時にかなり重宝するんです。
故障時
もしも「メインの吸引器が故障したら?」と考えたことはありませんか。
今や電化製品(医療機器)はとても丈夫につくられているのでそうそう故障はしないと思いますが、全く故障しないという保証もありません。
わが家でも先日メインで使用していた吸引器が調子が悪くなり買い替えたのですが、万が一のことを考えると吸引ができなくなり大変なことになってしまいます。
そんな時のために備えておくとかなり安心ですよね。
非常時
こちらも前項の故障時と同じような理由になってしまいますが、停電になったら全く使えなくなってしまいます。
毎年自然災害も増えてきて何が起こるか分からない昨今。
そんな非常事態にも備えておくことは、かなりの安心感につながります。
移動時
わが家で看ている要介護5の義母は年に2回ほど腸瘻(ちょうろう)の交換で通院するのですが、その際にもポータブル吸引器をもっているとかなり便利。
介護タクシーを利用して病院まで行きますが、もちろん介護タクシーでも吸引器はレンタルできます。
でも高いんです。
各介護タクシーによってレンタル代はさまざまだと思いますが、僕達がいつも利用している介護タクシーでは片道分借りるだけでも3000円かかるんです。
往復だと6000円。
なかなかの金額ですよね。
また病院に到着して処置を受けるまでの待ち時間などにも、このポータブル吸引器をもっておくとかなり便利。
もちろん病院内で喀痰吸引を頼めばやってくれますが、わざわざ看護師さんを探して吸引器のある部屋まで移動して、などとやるのはとても骨がおれます。
そんな時にもポータブル吸引器があれば、すぐに吸引できるので精神的にも体力的にもかなり楽です。(病院に連れて行くこと自体かなり疲れますよね。)
ポータブル吸引器『Qtum』おすすめポイント
![おすすめのポータブル吸引器のQtum](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8760-800x600.jpg)
では早速、わが家でも使用しているこちらのポータブル吸引器『Qtum(キュータム)』をご紹介したいと思います。
こんなところがかなりおすすめポイントなんです。
とにかく軽くて小さい
![Qtumの横の長さ](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8765-800x600.jpg)
![Qtumの縦の長さ](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8766-800x600.jpg)
こちらのポータブル吸引器『Qtum』はとにかく軽くてコンパクト。
重量は僅か1.2㎏しかなくかなり軽く、大きさも「30.0㎝X12.5㎝X17.5㎝」とかなり小さいんです。
だから持ち運び時にも、使用しない時の保管時にも、かなり適しています。
単3乾電池4本だけで使える
![Qtumの電源は2種類](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8756-800x600.jpg)
電源はACアダプタと電池ボックスの2種類。
こちらの『Qtum』はこの電池ボックスが一番の魅力です。
単3乾電池がわずか4本で作動する優れもの。
こちらの電池ボックスにセットして本体につなぐだけで、前項で述べたような各シーンで使用できるのでかなり助かります。
![Qtumは単3乾電池4本だけで動作できる](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8768-800x600.jpg)
吸引力も問題なし
![Qtumのコントロールパネル](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8778-800x600.jpg)
単3乾電池4本だけだと「吸引力が弱いのでは?」と心配されるかと思いますが、最大吸引圧力は‐66.6kPa。
もちろん吸引圧は調整できます。
数字で表しても全く分かりませんが、家で使用してるメインの吸引器での吸引力と比べてもそんなに弱いという印象は感じません。
実際に介護タクシー内や病院での待ち時間に何回も使用していますが、しっかりと吸引でき問題は全くないです。
逆に「単3乾電池4本だけで普通に吸引できてスゴイ!」という印象を受けます。
その他
ポータブル吸引器『Qtum』の特徴は上記の通りですが、それ以外にもこんなところもポイントです。
専用ケース付き
![Qtumがすっぽり収まる専用ケース付き](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8759-800x600.jpg)
専用ケースが付いていてケースにはストラップもあるので持ち運び時にはかなり便利です。
すっぽりと収まるのでいいですよね。
こんなアイテムをもっておくと便利!
コンセントもさせるAC対応のモバイルバッテリーっていうのもあるので、もっておくと更に安心で個人的にはおすすめします。
乾電池だけで作動するのでもってなくても全く問題はないですが、コンセントをさせるということは停電時などにメインの吸引器も使用できるので安心感がさらに増します。
![コンセントもさせるモバイルバッテリー](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8776-800x600.jpg)
最新機種ならこんな感じのモバイルバッテリーがいいかもしれませんね。
![](https://zaitakukaigo.online/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
まとめ
![ポータブル吸引器のQtum](https://zaitakukaigo.online/wp-content/uploads/2020/12/img_8753-800x600.jpg)
わが家の要介護5の義母は喀痰吸引は必須。
それに必要なのが喀痰吸引器。
現在は年に2回の通院時にしか利用していませんが本当に便利です。
外出することってかなり疲れますよね。
車椅子を押しながらの移動、いつ上がってくるか分からない喀痰、寒くないようにとか身体の体勢は大丈夫かとか気を使うことがたくさんあります。
要介護5で気管切開をしているわが家のようなご家族を看ているあなたには、かなり重宝するアイテムだと思います。
その他にも冒頭で述べたメイン吸引器の急な故障時や停電などの非常時にも大活躍すること間違いなしです。
在宅介護はこういう少しでも安心できるような備品を揃えることも、大事なことの1つです。
- 故障時・非常時・移動時に1台常備しておくと安心で便利
- 軽くてコンパクト
- 単3乾電池4本だけで作動
- 吸引力も問題なく使用できる
![](https://zaitakukaigo.online/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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