ケアマネことケアマネージャー。
介護をする人にとって自分の窓口のような存在。
だからこそ「誰でもいい」という考えで探すと必ず後悔します。
各介護サービスを利用するにあたり、家族の気持ちをどれだけ組んで考えてくれるかで、介護生活も大きく変わってくるんです。
そのケアマネを探すにあたり、最初にしっかりとしたポイントを踏まえて見つけないと、何度ケアマネを変えても泣き寝入りしてしまいます。
この記事では
在宅介護歴17年目を迎えるわが家での経験を通して、
- ケアマネを探す方法
- 理想のケアマネを見つける方法
- ケアマネを申し込む時の具体的な手順とポイント
を分かりやすく説明していきます。
ケアマネのことで悩みをもつ介護をしている方の、少しでもご参考になれば幸いです。
ケアマネの探し方
ケアマネを探す人には、いろんな事情があるかと思います。
- 初めての人
- 現在のケアマネで悩んでいる人
等、様々な状況がありますよね。
まずはケアマネを探すにあたり、基本的なことからお伝えしたいと思います。
初めての方
初めて介護をする人は、右も左も分からない状況ですよね。
僕達も今から17年前はそうでした。
現在の状況から初めての人に言えるとしたら、ケアマネを通して全ての介護サービスが始まるので、
ケアマネは自分の窓口みたいな存在
申し込む際には、実際にケアマネに合って話が合う人を選んだ方がいいと思います。
「チョット話しづらい人だなぁ~」
とか
「強引な人だなぁ~」
と感じたら無理に頼まない方がいいでしょう。
現在のケアマネが合わない方
介護を経験していくと、段々と色んなことが見えてきますよね。
その中でも介護サービスを利用する際に中心的な存在のケアマネにストレスを感じ始めると、何もかもが歯車がズレていくかのように介護生活が不安なものになってきます。
「でもそんなにケアマネを替えていいの?」
なんて不安になってしまいますよね。
僕達が言えるのは
大丈夫!
ということ。
実際にわが家の現在のケアマネさんは5人目。
確かに当時ケアマネで悩んでいた時は、そんなにちょこちょこかえていたら
次に見つける時に警戒されないか?
ということでした。
それはそうですよね。
新しいケアマネを見つけるために事業所に電話した際に、今までの経緯を話します。
「この家族クレーマーなんでは・・」
なんて思われないかって心配していました。
それでも当時は今のままのケアマネだと「満足のいく介護ができない」というストレスの方が大きかったので、かえてきました。
結果5人目にして理想のケアマネさんに出逢えたのです。
お陰様で今年で13年目のお付き合いになります。
だから現在のケアマネに不満なら、頑張って次の新しいケアマネを見つけることを強くおすすめ致します。
理想のケアマネを見つける方法
ケアマネを探すにあたり、ただ「お願いします」という姿勢では事業所によっては思うつぼです。
事業所にも良い所とそうでない所があり、しっかりとした姿勢で臨まないと痛い目にあってしまいます。
理想のケアマネを見つける方法は、こちらの記事で詳しく解説していますのでもっと知りたい方はご参考にしてみて下さい。
ケアマネの申し込み方法の手順とポイント
ここからはケアマネの申し込み方法と流れを説明していきます。
今までの経験から
こんなことも大事!
と思えるポイントも付け加えていきますので、参考にしてみて下さい。
1.役所から事業所リストを入手する
まずはお住いの市区町村の介護窓口から、ケアマネの在籍する事業所リストをもらうことが初めの一歩。
「ケアマネを探している」
と言えばリストをもらえますので、まずは入手しましょう。
2.事業所から数か所ピックアップする
お住いの市区町村によって差はありますが、事業所リストにはかなり多い数の事業所がずらりと載っています。
事業所名と住所の情報しか載っていないので、何を基準に選んでいいのかさっぱり分からなくなってしまいます。
僕達はこんな基準でピックアップしていました。
ピックアップ時のポイントその1:近い所から
まずは自分の住んでいる所から、近い事業所をピックアップしていくのがいいと思います。
ケアマネは住所に近い所にいた方が何かと安心ですし、後々介護サービスを利用する際には住んでいる周りの情報なども多くもっている可能性も高くなります。
家に近い事業所に印をつけていきましょう。
ピックアップ時のポイントその2:ホームページをチェック
事業所のホームページをチェックすることも大事です。
家の近くの事業所を抜きだしたら、全てのホームページを見ることをおすすめします。
ホームページはWEB上のものですが、案外見える部分ってあるんです。
・介護事業に真面目に取り組んでいるか?
・新人研修をしっかりやっているか?
このあたりを見ていくといいかと思います。
ただのホームページですが、介護に取組む姿勢・熱量が案外伝わってきますよ。
3.事業所へ電話する
次のステップは前項の手順でピックアップした事業所に1社ずつ電話をかけていきます。
この電話もただするのではなく、ポイントを踏まえて話していった方がいいです。
どんなポイントなのかご説明致します。
電話時のポイントその1:出た人にケアマネを探していると伝える
まずは事業所に電話をかけて最初に出た人にケアマネを探している旨を話します。
その際に
「誰かいませんか?」
のワードは出さない方がいいです。
いろんな事業所がありますから誰でもいいと捉えられると、今空いているケアマネを紹介されてしまいます。
その人が良いケアマネならいいですが、空いているケアマネという意味では少々不安な部分がいくつかある人材の可能性があります。
電話時のポイントその2:自分が求めている人をハッキリ言う
それではどう話していけばいいのか?
それは自分が求めている人をハッキリ言うことです。
ただこのハッキリの言い方には注意しましょう。
例えば
- すぐに動いてくれる人
- 正義感があって優しい人
- 希望に沿ってマネジメントしてくれる人
と理想の人や求めるケアマネ像を伝えましょう。
- こういう人がダメ
- こんな人は嫌
というような否定的な伝え方は、やめた方がいいです。
事業所側もマイナスなイメージをだされると
「クレーマーな家族?」
と警戒する恐れが出てきて、断られる可能性がでてきてしまいます。
4.実際に会ってから決める
事業所に電話をかけて自分の希望するケアマネがいるとなれば、次は実際にそのケアマネに会う段階へと進みます。
電話だけで決めることは絶対にしないで下さい。
一度自宅に来てもらい、実際にケアマネと会って直接話してから決めることを強くおすすめ致します。
やっぱり電話だけではお互いに伝わらない部分って多くあると思います。
会った時にそのケアマネに正直に今の現状と気持ちを話してみましょう。
その時の相手の表情や言動もチェックできます。
・しっかりとこちらの話に耳を傾けてくれる人なのか
・相談にのってくれるような人なのか
・心強く正義感を持っている人なのか
等、自分がそのケアマネに対して感じられることが多々あると思います。
まとめ
ケアマネを見つけるといっても簡単な作業でないことは確かです。
今までの経験上、良いケアマネはほぼ目一杯まで担当を持っている人が多いので空いている確率は下がります。
でもタイミングってあって、たまたまその時に空いているということがあるのも事実。
やっぱり人対人なので良い出逢いとそうでない出逢いがあるのも確かです。
すぐに自分の理想とするケアマネに会えなくても諦めずに探してほしいと思います。
骨の折れる行動ですが、良いケアマネが見つかれば介護生活は大きく充実できます。
1日でも早くそんな良いケアマネに出逢えることを願っております。
- 理想のケアマネ像をしっかりともつ
- 申し込み時の最初の電話では愚痴などのマイナスなことは言わない
- 事業所のホームページをチェックすることも大事
- 実際にケアマネ本人に会ってから決める
ケアマネは本当に大事。
わが家の経験からこんなことも見えてきたので、参考にしてみてください。
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