寝たきりの在宅介護で服はどうする?歴17年から辿り着いた着替えオムツ交換がしやすいスタイル

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寝たきり介護で着せる服のアイキャッチ画像

寝たきりの在宅介護をしている方は、要介護者のご家族にはどんなものを着せているでしょうか?

パジャマ、浴衣、介護専門服と人により様々だと思います。

でも寝たきり要介護者の着替えは、毎日数回やりとても大変な介護の1つですよね。

この記事では

こんな人に向けた記事

・寝たきりの在宅介護をしている
・着脱のしやすい服を探している
・介護専門服は値段が高いので他に何かいい方法がないか探している
・着替えがラクなおすすめの服は?

と悩んでいる方に、在宅介護を17年間やってきてわが家が色々模索した結果、最終的に辿りついた

着替えがラクなおすすめの上下服

をご紹介したいと思います。

少しでも同じような悩みを抱えている方の、ご参考になれば幸いです。

目次

寝たきりの在宅介護は着替えやおむつ交換が大変

寝たきり介護で着せる服の画像

寝たきりの要介護者の着替えはとても大変です。

自力で動けない人がほとんどだと思いますが、想像しただけでも分かると思います。


服を腕に通して背中に回して逆の腕を通して・・


と。


もちろん着替えにはコツがありますが、それでもやっぱり大の大人の着替えはけっこうな労力がかかります。

わが家の着せてきた服の過去の経歴と問題点

寝たきり介護で着せる服の画像-2

最終的なスタイルに落ち着くまでに、要介護5の義母に今まで着せていた服をざっとご紹介いたします。

それぞれに介護をやる上で問題に直面しました。

どんな問題が起きたのか、みていきましょう。

最初はパジャマ

在宅介護をやり始めた当時は右も左も分からない状態。

当然のように1日中ベッドの上で過ごすという観点から、一般的なパジャマを着せていました。

でも着替えをするたびにこんな問題に直面したんです。

・着替えさせるのにとても労力を使う
・手が拘縮しているので袖に両腕を通すのが大変
・両足にズボンを履かせるのがとても大変

2番目は浴衣

パジャマでの着替えが大変だということを実感し、次に試したのが浴衣。

浴衣なら着替えるのもパジャマに比べ断然に楽になりました。

ズボンがないので両足を履かせることもなく、浴衣でくるっと巻くだけです。

でもやっぱり問題に直面しました。

・尿漏れなどで濡れただけで全て着替えさせなければならない(丸々1枚の浴衣)
・例えば上半身のほんの1部分だけを汚してしまっても全て着替えさせなければならない

寝たきりの在宅介護で服はどうする?

寝たきり介護で着せる服の画像-3

では、どういう服が寝たきりの在宅介護ではいいのでしょうか。

在宅介護17年間でいろいろな服を着せてきた経験から

着替えがラクな服の条件

が見えてきました。

わが家では要介護5の義母を看ていたので女性向けになってしまいますが、毎日着替えやおむつ替えをするにあたりこんなものが最適だと実感。

どんなものなのかご紹介します。

17年の経験から学んだ着替えがラクな服の条件

寝たきり介護で着せる服の画像-4

以前に着せていたパジャマと浴衣は、それぞれの問題に直面しました。

そこから分かったことが、以下のような服が着脱しやすく介護もしやすいという条件です。

前開きの服

前開きは介護をやる上では絶対条件です。

前開きでないと頭から被せなくてはならなく、その状態からだと両腕を袖に通すのもかなり難航します。

寝たきりの着替えの基本は、拘縮した腕から袖に通し背中から反対の腕側へ生地をもっていき、もう片方の腕を通すというのが基本。

前開きが一番適しています

生地が伸びる服

パジャマの時に特に感じましたが、全く伸びない生地だと腕を通すときに引っ張るので破れたりしてしまいます。

特に腕が拘縮していると、思うように動かせないので伸びる生地が理想です。

服は上下で分ける

浴衣の時に感じましたが、どこか1部だけ濡らしたり汚れたりしたら浴衣1枚全てを着替えさせなければなりません。

ということはやっぱり上下別々の服の方が、そういった時でも着替える労力を減らすことができます。

寝たきりの在宅介護におすすめの服のスタイル

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前項の条件を踏まえて、辿り着いたわが家のスタイルをご紹介致します。

このスタイルになってからは、かなり着替えが楽になり現在までこのスタイルに落ち着いています。

上半身は伸びる生地でオシャレな婦人服

・前開き
・伸びる生地
・袖まで伸びる
・見た目がオシャレなので外出時にもおすすめ
・リーズナブルなお値段

着替えやすさを求めるなら、やはり服の生地は伸びるほうが断然に着替えやすいですよね。

それプラスある程度オシャレなものがあればいいということで、市販の婦人服ですがこのような服が

・機能性
・見た目

両者でばっちり。

伸びる生地で前開きの婦人服に出会うことが少ないので、見つけた時にはまとめ買いをしています。

下半身は季節によって生地を使い分けたこのアイテムが大活躍

下半身は両足を通すのが大変なので、ズボンはやめ巻くだけスタイルにしています。

このスタイルなら着替え時にはかなり楽にできます。

季節によって生地の種類を変えるのがポイントです。

「夏」はタオル生地

・暑い夏はタオル生地のラップタオルがおすすめ
・大判の一般的なタオルでも充分代用可能

「春・秋」は薄手の毛布生地

春・秋の季節は朝晩が冷えるので薄手の毛布生地がおすすめ

「冬」は裏起毛の厚手の生地

寒い冬には裏起毛の巻きスカートがおすすめ

まとめ

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わが家では要介護5の義母を在宅介護で17年間看てきました。

毎日着替える服だからこそ、着替えがラクなスタイルがいいですよね。

17年の経験から、この上下スタイルに辿り着き最期までずっとこのような服装で在宅介護をやってきました。

寝たきりの在宅介護は、毎日するケアがたくさんあるからこそアイディアも大事なポイント。

同じ環境の方の少しでもご参考になれば幸いです。

ポイント
  1. 毎日の着替えだからこそ着替えがラクな服を選ぶ
  2. 上下を分ける
  3. 前開きで伸びる生地は必須条件
  4. 下半身は巻くスタイルがおすすめ
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