寝たきりの在宅介護。
皆さん毎日を一所懸命に頑張っていると思います。
寝たきりだと気をつけなければならないことが多くて本当に大変ですよね。
暑いだの寒いだの熱があるだのと毎日細かく気を配っていますが、今回のこの記事では我が家でやっている
寒さ対策
についてご紹介いたします。
少しでもご参考になれば幸いです。
寝たきり介護は寒さ対策にも気をつけなければならない
寝たきりの介護は本当に気を使うところがたくさんあります。
ましてわが家の要介護5の義母は、気管切開で自ら声を発せません。
同じような状態の人は、こちら側から気づいてあげないといけないところが大変ですよね。
要介護者本人が「寒いだの暑いだの」と言ってくれればかなり助かりますが、それができない。
だから寒い冬には顔の表情や体温・手やお腹や太ももなどを実際に触って
- 身体は冷えてないか
- 熱はないか
などマメなチェックが必要です。
気づかずに長時間いると風邪をひいてこじらせたりしたら一大事。
本当に皆さま毎日お疲れ様です。
寝たきり在宅介護のわが家流【5つの寒さ対策】
ここからは、わが家でやっている寒さ対策をご紹介いたします。
あくまでも個人的な対策なので全員に合う対策ではありませんが、在宅介護歴18年のわが家流の対策をご紹介いたします。
室温・湿度のこまめな調整
これは必須です。
暑さ対策も一緒ですが、寒い冬も注意したいポイントがたくさんあります。
室温
室温は温度計だけにとらわれず、要介護者の周りの空気の温度はどうかと気にかけています。
わが家は部屋の構造上、介護ベッドの頭側の上にエアコンがついているので、どうしてもベッドの上がエアコンの影響を受けやすいんです。
だからベッドの横にいるのと、実際に義母が寝ている場所では体感温度が違います。
自分がいる場所が寒くて室温を上げると義母の上が暑くなるってことも。
あくまでも要介護者にとって、快適な室温になるように心がけています。
湿度
寒い冬は乾燥して湿度が保ちにくいですよね。
わが家のような気管切開の介護は、喀痰吸引も必須のケア。
あまり空気が乾燥すると喀痰も固くなりがちで吸引しにくいんですよね。
吸引音もバリバリみたいに硬い音がする。
わが家の対策としては、冬は2台の加湿器を使って湿度を調整しています。
大体60%前後を目安にしていますが、湿度も上がると室温も上がるので一石二鳥です。
こちらはわが家で使用している2台の加湿器。
こっちはメインで使っているハイブリッド式。
湿度が上がるのが速い優れもの。
こちらはサブ的存在で使用しているもの。
超音波式。
ちょうど部屋のコーナーに置いているので、値段・大きさ・形とちょうどいいんです。
着るもの
厚い生地の着せもので対応。
わが家は完全寝たきりなので、服の着脱はやりやすいように長年このスタイル。
寒い冬の上半身は厚い生地の婦人服。
下半身は、おむつ替えもやりやすいこちらのスカートスタイル。
もちろん冬仕様の裏起毛付きで。
身体の4箇所を防寒対策
わが家では布団をかける前に、義母の4箇所を防寒対策。
- お腹
- 右手
- 左手
- 足
にこちらの肩掛けをかけています。
100均品。
大きさがちょうどいいんです。
ダイソーの防寒グッズで
「フリース肩掛け」
という商品なのですがおすすめです。
手が冷たい時にはレンチン品で
手が冷たい時にはこちらの
「あずきのチカラ目もと用」
をレンチンして温めています。
レンジでチンして何度も使えるから便利。
レンジで温めたら手の上に置いて、さらにその上に先ほどの「フリース肩掛け」をかけてしばらく温めます。
注意点はレンジで温めた「あずきのチカラ目もと用」は熱くなりすぎることがあるので、触って確認すること。
しっかりと適温まで下げてから手におかないと、火傷に繋がるので要注意です。
かけもの
わが家では義母にかける布団は、厚い羽毛布団のようなかけ布団は使っていません。
子供用の小さいサイズの毛布をかけ、その上にタオルケットが基本。
あとはその時の室温や状況に応じて、さらにその上に大人用の毛布をかけたりお腹までにしたり。
いろんな組み合わせで臨機応変に変えています。
まとめ
暑い夏もそうですが、寒い冬も寝たきりの介護はマメな調整が必須です。
高齢者はちょっとしたことで、風邪をひいたりお腹を壊したりするので我々介護者は大変ですが、しっかりとケアしていきたいですよね。
あくまでもわが家流の対策なので、ご参考程度にお願いします。
- 室温;湿度のこまめな調整
- 着るもの
- 身体の4箇所を防寒対策
- 手が冷たい時にはレンチン品で
- かけもの
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