在宅介護をしている人にとって要介護者の健康管理は大切なことの1つ。
ましてわが家のように完全寝たきりの要介護者を看る家族は、いろいろ気をつけなければならない事が多いですよね。
特に寝たきりの高齢者は皮膚が弱く、ちょっとしたことですぐにアザになったり傷ついたりしてしまいます。
この記事ではそんな外傷に自宅治療でとても重宝する魔法のパッド、『モイスキンパッド』をご紹介致します。
モイスキンパッドとは
モイスキンパッドは冒頭でも触れましたが外傷用の治療パッドで、「白十字」社から発売されています。
分かりやすく言えば絆創膏のようなもの。
傷口にあてて使用します。
医療機関で使われている外科用パッド
一般的な絆創膏と大きく違うのは『モイスキンパッド』は医療機関でも使用されています。
だから安心して使える万能傷口パッドなんです。
固定方法が選択できるパッド
モイスキンパッド自体には粘着剤がついていないので、傷の大きさや場所によって固定方法を選択できます。
- 医療用サージカルテープ
- 包帯
- ネット包帯
などで固定して使用します。
こんな場合に使用できる
モイスキンパッドは主にこんな場合に使用できます。
- 滲出液が多いやけど・手術後に
- 圧迫・擦れなどの創傷・ただれに
- 軟膏などの塗り薬と一緒に
軟膏などの塗り薬と一緒に使えるのは大きなポイントです。
モイスキンパッドの特長
モイスキンパッドには様々な特長があり、こんなところがおすすめポイントです。
滲出液を通度に吸収し傷口につきにくい高吸収保護パッド
滲出液(しんしゅつえき)とは
アルメディアWEBより
上皮が欠損した創から滲み出す組織間液です。創傷における滲出液は、白血球や炎症性メディエーター、タンパク分解酵素、細胞成長因子などを含みます。その大部分は血管から漏出した血漿成分です。滲出液は創感染以外にも毛細血管漏出や浮腫を引き起こすさまざまな要因で発生します。
傷ができると滲出液、いわゆるジュクジュクとした汁みたいなものができてきますよね。
あれが滲出液というもので、包帯や絆創膏をあてるとピタッと張り付いてしまいます。
でもモイスキンパッドの穴あきフィルムにより、その滲出液を適度に吸収してくれるのでキズにつきにくいんです。
サイズは7種類
サイズは7種類あるので傷の大きさによって選べます。
1番大きいサイズだと26cmx60㎝のものがあるので大きな傷にも対応できます。
ガーゼや絆創膏との違い
モイスキンパッドはガーゼや絆創膏とはこんなところが違うんです。
ガーゼとの違い
ガーゼは滲出液を含むことで創部に固着します。
ガーゼを交換する際に創部が引っ張られることで、さらに傷口にダメージを受ける場合が出てきてしまいます。
絆創膏との違い
絆創膏では広範囲のキズには対応できないことや、長時間同じ場所(肌)に粘着剤が触れ続けることは健康な皮膚までダメージを与える場合が出てきてしまいます。
実際のわが家での使用例
わが家では要介護5の義母を在宅介護で看ていますが、先日左腕の皮が10㎝ぐらいめくれる事故があったんです。
その時の治療として先生・看護師さんの指示のもとこのモイスキンパッドが大活躍。
軟膏のゲンタシンをモイスキンパッドに塗り幹部に貼りました。
皮膚の皮が10㎝ほど完全にめくれてしまった大事故ですが、無事1か月ほどでキレイに治りました。
モイスキンパッドはまさに魔法のパッドと実感です。
まとめ
わが家のように寝たきりの高齢者を在宅介護で看ている方には、常備しておいてほしいおすすめの外科用パッド。
絆創膏よりも治りが早く、傷口の程度や大きさにも柔軟に対応できるつくりがいいです。
軟膏との併用もできる(医師の指示のもとで使用)のでかなり治りが早いです。
高齢者は皮膚が脆くなっていてちょっとしたことで傷やあざができやすいので、1つ備えて置くとかなり重宝しますよ。
- 医療機関で使われている外科用パッド
- 傷口につきにくいので治りがはやい
- 7種類のサイズがあり大きい傷にも対応可能
- 軟膏との併用もできる(医師の指示のもと)
[temp id=5]
[temp id=3]
[temp id=4]
コメント