寝たきりの在宅介護をする人にとっては摘便も大事なこと。
しっかりと出し切らないと、後々大変なことになってしまいます。
この記事では、在宅介護歴18年目のわが家で感じている摘便に関して、思っていることを経験を通して伝えたいと思います。
同じ境遇の方のご参考になれば幸いです。
先日訪看で摘便をしてもらったが・・
わが家は週に3回訪看を入れていますが、そのうちの2回で摘便をやってもらっています。
これで安心できればいいのですが、先日摘便をやってもらったら数時間後にオムツを開けたら出てたんです。
それもたんまり。
「ふざけんなぁ」って、気持ちで怒り爆発。
次に来た時に状況を説明ましたが、もちろんその後も円満に訪看を利用したいので大人対応でやんわり遠回しに。
でも心の中は
「おまえらプロだろ!本当にしっかりと摘便やってんのかぁ~。情けない」
と大声で叫んでおりました。
もちろん表情はちょっと笑みを浮かべながら。
摘便はしっかりとやらないとこんな大変に
なぜここまで怒るのかというと、その後に出ると大変なんです。
ただでさえ大便の処理は大変なのですが、わが家の義母の場合は腸瘻。
だから栄養注入は水分も入れて5時間弱かかり、その間は義母を横にできないんです。
ギャッチアップした体勢でのオムツ交換ってかなり骨が折れる作業。
もう出ている量によっては、栄養の逆流を覚悟でフラットにして交換しますが、こういうことになるから
「しっかり出してくれよ」
ってなるんですよね。
摘便に関してわが家で感じていること
「プロだからしっかり出せるとは限らない」って声も聞こえそうですが、確かに一概には言えません。
だけど、わが家では摘便に関してはこう考えます。
看護師さんによって技術に雲泥の差
わが家には数人の看護師さんたちがランダムに来ますが、はっきり言って人によって技術には雲泥の差があります。
摘便後に全く一滴も出ない人もいれば、またあの人の後だぁ~って頻繁な人も。
だから摘便の日には心の中で「今日は〇〇さんだから安心」とか「△△さんだから要注意」とかいつも思っています。
特に要注意人物の後は、我々がその後一応便の残りがないか再度確認する時も。
これでは頼んでいる意味がありませんよね。
年に数回わが家では我々家族が摘便
この前の正月時もそうだったのですが、大型連休などの訪看が休みの場合には我々家族で摘便をやります。
先日の正月の時もスッキリ最後まで出し切りました。
浣腸剤を入れ、しばらくお腹を優しくマッサージしながら時間を置いてから摘便。
最後まで出し切ると、少し緑っぽい腸液が出てくるんですよね。
後は肛門に指を入れると「もうないよ」って言わんばかりにキュッと閉まるのでこの2点が合図。
素人の我々でもここまでできるのに
何故プロはできない?
ってなってしまうんです。
わが家で思う摘便に対して
さすがに義母のその時の体調状態によっても、後で出てくることもあるので完璧な摘便はあるとは思っていません。
ただわが家で思う完璧な摘便とは、その時の義母の状態でしっかり出し切ってくれることなんです。
義母の場合は浣腸剤を入れて第二波・第三波とくることが多いので、そのことも看護師さんには伝えてお願いしています。
それでもその後に出ていることが多過ぎる。
それも人によって大きく違うってところも疑問点。
最低ラインの技術は皆さんに持って欲しいです。
最後に
なんか文句みたいになってしまいましたが、介護サービスを利用していると訪看以外でも色々出てきますよね。
小さなことから大きなことまで。
普段は自分達も介護で疲れているので、せめて各介護サービスではその自分らの分野のことはしっかりやってもらいたいなぁって思う今日この頃です。
まぁいまだに18年前の悩みとほぼ変わってないのも悲しいですけど。
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