わが家で看ている要介護5の義母は、完全寝たきりで経管栄養剤でカロリーを摂っています。
ラコールというものを摂取していますが、これだけだと摂取カロリーが少し足りないんです。
かといって単純に増やすわけにもいきません。
この記事では、在宅介護歴18年目のわが家の対策方法をご紹介いたします。
同じような環境の方のご参考になれば幸いです。
経管栄養剤の「ラコール」だけだと摂取カロリーが足りない
わが家の場合要介護5の義母の栄養摂取は1日2回。
ラコールという栄養剤を摂っていますが、1回に2袋分で400mlです。
カロリー計算だと400kcal。
これを2回分なので、1日800kcalとなります。
正確にはラコールの後に水分として保水液も入れているので、若干は増えますがそれでも微々たるもの。
だから1日ほぼ800kcalと言っても過言ではありません。
1日800kcalって。
完全寝たりでも、せめて1000kcalはとりたいところです。
単純に「ラコール」を増やせない問題
1日1000kcal摂りたいなら、ラコールを1袋増やせばいいのでは?
と考える人もいるかと思います。
でも単純にそうできないんです。
理由はカロリーは増やせるけど、その分摂取量も増えてしまうからです。
わが家の義母は腸瘻なのですが、腸の中に200ml、2回に分けるなら100mlずつ多く入ってしまうとちょっと危険なんです。
1度に多くの量を入れると逆流する恐れが出てきます。
逆流すると、最悪誤嚥性肺炎などにもつながりかねません。
わが家の対策方法は「メイバランス」
摂取量はあまり増やせないが、カロリーだけ増やしたい。
そんな問題があったのですが、わが家では「メイバランス」というもので対策を摂っています。
今のわが家の義母の栄養摂取状況は、1回の摂取量ラコール2袋を摂ったらメイバランスの半分を追加。
その後、保水液をという流れです。
これを1日2回することによって、1日の摂取量を1000kcalに保てるようになりました。
摂取量もラコールとメイバランス合わせて925mlで抑えられてます。
これはわが家では、とても助かる存在となりました。
「メイバランス」のおすすめポイント
それではそんな「メイバランス」とはどんなものなのか、ご紹介したいと思います。
少量で高カロリーが摂取できる
メイバランスは、容量が125mlで200kcal摂取できるのが特徴。
ここがわが家で採用した1番のポイント。
容量を極力抑えてカロリーだけ摂取したいという人には、おすすめの商品です。
口から摂取できる高齢者にもおすすめ
わが家のような寝たきりの人以外にもおすすめできます。
口からでも摂取できるんです。
食が細い人に
高齢者になると食が細くなる人が多いですよね。
そんなに食べられないから栄養もその分不足してしまう。
そんな方には、液体なので口に入れやすく低量で高カロリー摂取可能。
タンパク質や食物繊維も入っているので強い味方になります。
数種類の味がある
メイバランスには数種類の味があるので、口から摂取する方は飽きずに摂れるところもおすすめのポイント。
コーヒー味やストロベリー味からコーンスープ味まで、色々揃っています。
まとめ
寝たきりの要介護者にとっては簡単な対策とはいかないですよね。
カロリーをもっと摂取させたいから、その分量も増やすという単純な問題ではありません。
口から食事ができる高齢者でも一緒です。
カロリーが足りなから
「もっとご飯食べて」
とか
「残さずに全部食べて」
と言っても、本人が食べられなければ強要はなかなかしづらい。
そんな時はメイバランスで補ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに摂取させたい場合は、担当のお医者さんや看護師さんに相談してからの方がいいと思います。
少しでもご参考になれば幸いです。
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