介護施設を探す時に1番心配なのは良い所なのかどうかではないでしょうか。
大事な家族を預ける介護施設だからこそ、少しでもしっかりと看てくれるところに預けたいのは当然のこと。
残念なことに介護施設は全てが良いところとは限らないのが現実。
じゃあどうすればいいの?
そんな方に、見学時に1発で良い施設か悪い施設か見分ける方法をご紹介いたします。
今までの経験から見えた介護施設の現実
わが家で看る義母は、7年間いくつかの老健と特養にお世話になってました。
最後にお世話になっていた老健は、とてもいいところでかなり安心してお願いできたのですが、老健はずっといられないので出ることに。
最後に特養に入れたのですが、ここは最悪でこのままでは危ないと思い在宅介護に踏み切りました。
以前にも数カ所の老健にお世話になったり在宅介護に入ってからもショートなどで利用してきましたが、どこも最悪。
ある程度自分で動ける人ならまだいいですが、わが家の義母は要介護5で完全寝たきり状態。
そのため完全受け身なので何かあれば自らSOSを出すこともできない。
そこが1番辛いところでした。
我々家族がしっかりと見ないと被害に遭うのは義母。
実際に大きな床ずれをつくられたりひどいことを言われたり私物を壊されたり、しまいには意識障害で入院騒ぎになったことも。
ずさんな介護施設をたくさん見てきて、辛い経験もたくさんしてきました。
介護施設はしっかり選びたい
老健を選ぶにもデイやショートを使うにも、介護施設はしっかり選びたい。
この記事を読んでくれる人はそんな人が多いのではないでしょうか。
自分で話せて食べれて歩ける人ならまだいいですが、わが家のような完全寝たきりの状態だと介護施設選びもかなり神経を尖らせます。
介護施設を選ぶには、このようなところが基本的なポイントになります。
危ないところもある
まずは介護施設だからどこでも安心という考えは持たない方がいいです。
私たちの経験上、良い施設の方が断然に少なかったです。
家族にはニコニコでも、普段の顔は分からないというのが経験上分かった現実。
悲しいものです。
衛生面
高齢者が多いし介護の場所なので不潔になりやすいのは致し方ありません。
しかし高齢者が集団で生活する場所。
衛生面がしっかりしているところと酷いところがはっきりと施設によって分かれます。
清潔な施設を選ぶのは必須条件。
介護スタッフ
介護スタッフが1番利用者に接するのでかなり重要。
今までいくつもの施設にお世話になりましたが、どこにも1人や2人は要注意人物が必ずいました。
夜勤の時にその人物が当番だと最悪。
介護施設はここが1番の悩みどころかもしれません。
看護師
看護師も今までお世話になった施設はどこも最悪な人物ばかり。
勝手な見解ですが、病院で活躍できなかった人がこういった施設に来て威張り散らかしているような印象を受けます。
社風
社風も大事。
介護の世界以外でも必ずありますが、社風って企業や施設によってかなり違います。
大体経営者や管理者の人柄をみると分かるような気がします。
1度の見学だけでは見分けられない
施設選びのポイントをいくつかあげましたが、1度の施設の見学だけでは絶対に見抜けません。
大体こんな感じだからです。
経験から感じることは以下になります。
みんな笑顔
最初の見学だと、どこの施設に行ってもみんな笑顔で迎えてくれます。
これは当然ですよね。
裏の顔を最初から見せるところなんてありません。
もし最初から感じが悪かったら絶対にNG。
いいことしか言われない
大体最初からいいことばかり言ってくるのは信用なりません。
でも何度か経験していくとなぜか分かるんですよね。
この人なんか嘘っぽいって。
人柄は顔の表情や雰囲気に出ることは確かだなぁって実感しています。
見学時に対応するのは管理者
見学時に対応してくれるのは大体管理者。
管理者はあまり現場に出ないので、管理者が言うことがそのまま現場で実行されているかというと、そうではないことも。
入所したら対応するのは介護スタッフ。
この両者にはズレが生じます。
見学だけで1発で見分ける方法
施設の見学時には、大体これまで述べたようなことしか見えません。
ではどうやって最初の見学だけで良し悪しを見分けるか。
わが家ではこんな方法で判断してきました。
見学時間
見学時間は11時がベスト。
できるだけこっちから希望時間を言って、11時から見学させてもらうことをお勧めします。
それはこんな理由からです。
説明を受けた後がポイント
大体見学に行ったらいろんな説明を受け施設全体を見学させてくれます。
かかる時間は小一時間ぐらいです。
その時の時間は・・
その流れで食事時間
そうです。
お昼の12時ぐらい。
そこで見学説明が終わったらお願いするんです。
「せっかくだから昼食の様子も見せてもらっていいですか?」
って。
ほぼほぼ見せてくれます。
ここが1番のポイントです。
もし断られたら、何か理由があるはずと疑った方がいいかも。
ほぼ全員が食堂に集まる
なぜ昼食の様子を見せてもらうのか?
それは食堂に入所者のほぼ全員が集まるからです。
これはチャンス。
いろんな要介護状態の入所さんが集まって介護スタッフも集まる。
食事介助の様子を見れるからです。
横目でチェック
あまりジロジロみるのはよろしくないので、横目で全体をチェック。
介護スタッフの人柄や手技が全て見れます。
ということは、そこの施設の普段の介護する姿も見ているのと同じこと。
今までいろんなところをみてきましたが、どこからともなく怒鳴り声で「早く食べなよー」とか、口に中にまだ食べ物が残っているのにグイグイ口に押し込むスタッフがいたところもあったんです。
こんな姿を見たら非常に危険。
もう2度とくることはないでしょう。
まとめ
わが家では今まで老健を始め、特養、ショートステイと幾つもの介護施設にお世話になってきました。
お世話になる前には、見学時にこのようにして判断してきました。
もちろん食事の様子だけで全てが分かるわけではないですが、全体を見れるので施設の社風や介護スタッフの人柄が見れるのは大きいです。
入所者に笑顔が多い施設はポイントは高いですよね。
見学の約束時間は11時にして、ついでに食事タイムも見せてもらうと、施設の全体像が見えやすいのでお勧めです。
- 1度の見学だけでは見分けられない
- 見学時間がポイント
- 流れで食事時間を見学する
- 施設の全体像が見えやすい
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