要介護5の義母が倒れたのは60歳の時。
脳出血で倒れ一命は取り止めたものの、その時からずっと要介護5の寝たきりの状態で過ごしてきました。
不自由な身体になったものの元気で毎日良い健康状態で穏やかに過ごせていました。
そんな義母が誕生日で80歳を迎えることができた時のこと。
倒れてから丸20年。
めでたいというと複雑な感じでしたが、介護生活20年を誕生日にも元気に迎えられたのです。
倒れた当時は何時間もの大手術をし、医師から言われた言葉が「生きれてあと2〜3年」。
でも現実は2〜3年ではなくて20年健在です。
と声を大にして言いたい。
まさにアンビリバボー!!
ギネスに表彰されてもおかしくないのでは・・。
そんな事を毎年誕生日を迎えるたびに思っていましたが、と同時に誕生日プレゼントにも悩まされていました。
なぜなら義母の状態は、
- 気管切開
- 四肢麻痺
- 腸瘻
分かりやすく言えば
- 声が出せない
- 首から下が自力で動かせない
- 口から飲み食いができない
という状態だからです。
ということは食べ物・飲み物・読み物・鑑賞するもの全てがNG。
だから毎年プレゼントには悩んでいました。
着るものや布団やタオルなどは揃っている。
となると毎年結局、同じ花関係になってしまいます。
でも80歳の誕生日は、めでたい傘寿の祝いも兼ねていました。
何か記念に残るものはないか色々リサーチしてみました。
「傘寿」のお祝いとは?
参考資料 リンベル
数え年で80歳を迎えた方をお祝いする 傘寿祝いとは、数え年で80歳を迎えた方の長寿をお祝いする習慣で、「八十寿」(やそじゅ)とも呼ばれます。その由来は、実は文字の見た目にあります。漢数字で「八十」と縦書きすると、「傘」の略字である「仐」に似て見える……というわけです。
黄色、紫色……お祝いの色には諸説ある 還暦のお祝いは赤色、卒寿のお祝いは白色など、長寿のお祝いにはテーマとなる色がつきもの。しかし、傘寿のお祝いの色は、古稀(70歳)・喜寿(77歳)と同じ紫色とする説と、米寿(88歳)と同じ濃い黄色とする説があります。お祝いする方やご家族がどちらの色をイメージしているか、あらかじめそれとなく聞き出しておけると安心です。
なるほど〜。
傘寿は黄色か紫なんだ。
よく知られているのが還暦の赤。
赤いちゃんちゃんこをなんてよく言いますが、傘寿は黄色か紫。
でもそれらの色の服を着せるのもなぁ〜、介護するのにやっぱり服には機能性がないと・・なんて考えていたら、いいものを発見したんです!
今回のこの記事では
- 傘寿のプレゼントを探している
- 寝たきりの家族に贈るプレゼントにはいつも悩まされる
- 飲食物品以外で探している
- 記念にも残って何かいいプレゼントの品はないか?
- インパクトのあるものを探している
という方に、こんなかわいいプレゼントはどうでしょうか?
わが家が傘寿のお祝いに、寝たきりの要介護5の義母に贈ったプレゼントレビューをお送りします。
同じような心情の方のご参考になれば幸いです。
寝たきりの義母への傘寿のプレゼント
悩むに悩んだ末、こんなプレゼントを購入しました。
ラッピングを開けると・・
祝傘寿のプレゼント。
いいじゃないですか。
めでたい80歳の傘寿プレゼント。
早速中身を。
蓋を開けると、お祝いメッセージが。
気になる傘寿祝いの中身は・・
早速お披露目いたしまーす。
じゃん!
かわいいテディベアの人形の姿が。
それだけじゃないんです。
テディベアの人形と石鹸でできたソープフラワーのセットなんです。
色も傘寿祝いの紫色。
テディベアは紫の頭巾に紫のちゃんちゃんこを着ています。
足には祝傘寿の文字も入ってかわいいですよね♫
こちらはソープフラワー。
色も紫でいい香りです。
最後に
80歳とめでたく傘寿を迎えた義母。
本人は20年間不自由な身体でも毎日一生懸命に生きてきました。
本人は話せないので、何を考えて毎日を過ごしているのか分かりませんでした。
在宅介護で要介護5の義母を看始めて14年目のこと。
そんな義母に出来ることは、少しでも僕たち夫婦の笑い声や会話など、日常の生活を近くで感じてもらうことが1番安心するのかなぁ〜と勝手ながら思っていました。
いつも送っていたプレゼントも、本人のことを考えると完全に僕たちのエゴだけで選んだ品になっていました。
でもせっかくの80歳の記念すべき傘寿。
エゴと言われようと記念に残るものが欲しかったのです。
あとは普段の介護で手厚いケアをしていけるように頑張るのと、楽しい日常生活の雰囲気を近くで味わってもらうことが1番のプレゼントのような気がします。
義母にプレゼントを選ぶのは本当に難しかったなぁ〜。
今頃はあちらの世界で今までの分、自由に飛び回っていることをいつも願っています。
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