要介護5の義母を在宅介護で看てはや18年目。
まさかここまで義母が長生きしてくれるとは夢にも思いませんでしたが、最期まで穏やかに過ごしてほしいと望んでいる今日この頃。
毎日介護をしていて、たまに感じる介護の切なさを今日は綴りたいと思います。
毎日介護をやっていて切ない
在宅介護をしているので毎日の介護は当たり前のことになりました。
18年目ともなると、生活の一部となり大変と感じることもありますが、まぁまぁ普通に過ごしています。
でもやっぱり介護をしていると、いろんなことが起こりその度に様々な考えが頭をよぎります。
高齢で寝たきりの義母なので、いつまでも穏やかに過ごせるとは思っていませんが、やっぱり非常事態なんかが起きるとかなり動揺します。
先日こんなことが
去年1年間は何事もなく穏やかに過ごせていた義母でしたが、先日はこんなことがあったんです。
それは急に夜中から始まった全身の痙攣。
これにはびっくりしました。
ある日の夜中突然に始まりました。
夜勤のヘルパーさんからの電話で起こされて、義母の部屋に行ったら全身をピクピクさせて痙攣する義母がいたんです。
今はお陰様ですっかり治りましたが、こんなことが突然起きるのも在宅介護の辛いところ。
いつ起きるか分からないのは致し方ありませが、その都度全力で対応していくしかありません。
介護と子育ての大きな違い
たまにこんな非常事態が起きたりするのは、やっぱりその分義母も歳をとっていってる証拠。
我々だって当たり前ですがそうです。
私たち夫婦も在宅介護を始めた頃は30代でしたが、今では2人とも50代。
今まで当たり前にやっていた介護ケアも「ちょっと辛いなぁっ」て思うことは少しずつ増えて気ました。
と同時に義母も、少なくても日に日に時間と共に弱っているのは確か。
その現実に切なさを覚えます。
私たち夫婦には子供がいませんが、子育ては明るいって感じですよね。
言葉を話せるようになったとか学校でなになにがあって褒められたとか。
もちろん大変なこともたくさんあると思いますが、明るいっていうのが前提にあると思うんです。
将来に向かってって。
でも介護は将来と考えると暗い方向に向かっている。
日に日に弱っていく義母。
それに伴い、対処することや介護ケアだったり気をつけることが増えてきます。
そして将来は暗い。
だって最期に向かっているわけですから。
でも子育ては明るい将来に向かってやっているわけです。
これは子供がいないからの皮肉ではなく、介護ってそう考えると切ないなぁって思うんです。
歳を止めることはできないので、日に日に変わっていく状況を現実として受け止めていくしかないのですが、切なくなります。
最後に
介護は先が暗いという話でしたが、これは現実なので仕方のないこと。
でも見て見ぬふりをするわけにもいきません。
たまにこんな考えが出てきますが、それでも一生懸命に毎日を生きる義母を見ていると、教えられることもあります。
気管切開で話せませんが、寝たきりの義母でも生きているということを考えると、健常者の自分はもっと色々できます。
それを全うしなければ、寝たきりの義母に申し訳ないと思えます。
だから、今はやれることを精一杯やっていくのが人生なのかなって、思っている今日この頃です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き在宅介護を頑張りながら、人生を少しでも楽しみたいと思います。
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