介護部屋の臭いが消えない…在宅介護歴17年からの消臭に有効な対策法7選

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在宅介護をしていると気になるのが介護部屋の臭い。

尿や便などの臭いが充満してしまいます。

悲しいことにすぐに慣れてしまいますが、外から帰ってきて介護部屋に入った時に感じたり、摘便の後などは強烈な臭いが残ったりします。

できれば常にこういった臭いを取り除きたいですよね。

介護をしている人にしかわからない臭いの悩み。

部屋の空気が変われば、介護者も要介護者も、もっと穏やかな気持ちで過ごせるはずです。

この記事では、在宅介護歴17年の経験から介護部屋の臭いを消す

介護部屋の消臭に有効な対策法7選

をご紹介します。

介護部屋の臭いが気になる方の、少しでもご参考になれば幸いです。

目次

介護部屋の臭いの原因

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介護部屋の臭い対策をする前に、原因を知っておくことは大事です。

介護部屋の主な臭いの原因として、このようなものがあります。

尿や便などの排泄臭

介護部屋の臭いで1番の原因は、尿や便などの排泄物。

排泄物には特有の強い臭いがあり、部屋に残るとかなり不快に感じます。

特に部屋の中は、尿や便の臭いがこもりやすいです。

汗などの体臭

わが家の義母は完全寝たきり状態でした。

体を動かさない人でも汗はかきます。

わが家の義母はずっと介護ベッドの上での生活だったので、背中の汗がかきやすかったんです。

汗をかくと体臭が発生します。

背中以外にもわきの下や足など、汗をかきやすい部分で臭いが強くなることがあります。

口臭や吸引機からの臭い

口臭の主な原因は、口の中に残った食べかすや細菌が増えること。

これらが分解されると臭いのもとになります。

他にも吸引機の吸引瓶には、吸引した痰や唾液が溜まり臭いが発生してしまいます。

介護部屋の臭い対策7選

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介護部屋の臭いの原因がわかったところで、17年の在宅介護をしていたわが家ではこんな対策をしていました。

これらをすることで、かなり臭いは軽減されます。

部屋の換気をする

部屋の換気は基本ですよね。

ただここで注意したいのが、要介護者を考えた換気

ただ部屋の中が臭いからと窓を開けると、その時の気温や季節によっては要介護者に風邪をひかせる恐れも出てきます。

介護部屋の窓を開けるのが難しい時などは、

・隣の部屋の窓
・廊下側から換気をする

などの間接的な方法をするのがおすすめ

隣がキッチンなら、換気扇を回すのも効果的です。

要介護者を考えた換気をしよう!

防水シーツを使う

防水シーツは、ベッドのマットレスの上で要介護者の腰部分に敷くもの。

オムツから便漏れをした時などにかなり有効です。

完全に防水だしオムツ替え時にも間違って漏れた時などにも、ベッドのマットレスにつかないようにしっかりガード。

必ず敷いておきたいアイテムです。

毎日の着替えは必須

汗などの体臭を予防するには、毎日の着替えも大事です。

また体臭以外にも、衛生面や本人の不快さをなくすためには、最低1日1回は新しい肌着と服に着替えさせたいですよね。

わが家では、毎朝介護保険のヘルパーさんと重度訪問介護のヘルパーさん2人セットで、着替えをお願いしていました。

義母は

わが家の義母は
  • 完全寝たきり
  • 手足の拘縮
  • 気管切開
  • 腸瘻
  • 肌が弱くて剥離しやすい

と、気をつけるところがたくさんあったので、着替えは2人でやってもらうのが1番安心して頼めました。

毎日の着替えはヘルパーさんにお願いする

定期的な入浴をする

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体臭は着替え以外にも定期的な入浴で解消できます。

入浴によって、汗や皮脂、外部からの汚れを洗い流すことができます。

消臭効果以外にも感染症の予防にも繋がります。

わが家では、週1ペースで訪問入浴を利用していました。

本当は週2ペースぐらいにしたかったのですが、訪看や担当医の訪問など、介護スケジュールが結構ぎっちりと埋まっていたので週1ペースでした。

スケジュールに余裕のある方は、本人の体調も考慮の上、可能な限り入浴させた方がいいですよ。

入浴は体臭以外にも感染症予防などにも繋がる

使用済オムツ入れの対策をする

オムツ替えで出た使用済みのオムツ本体や尿パッド。

これらのものをどこに置くかでも、かなり臭いを消せます。

介護部屋に汚物入れを置いておくと、蓋のあるゴミ箱でも開閉するたびに臭いが漏れたりしてしまいます。

わが家はゴミ出しの日が来るまでの一時保管として、こんな2通りの方法で対策をしていました。

詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

吸引瓶はこまめに洗う

吸引が必要なご家庭では、吸引機の吸引瓶の洗浄もこまめにやることが大事です。

吸引した唾液や痰が溜まる吸引瓶からは、結構強烈な臭いが出ます。

わが家では、吸引機プラス自動喀痰吸引の「アモレ」というものも使っていたので、介護部屋には吸引瓶が2つありました。

そのため吸引瓶にあまり溜まっていないくても毎日洗っていました。

介護者の我々が毎日やるのはかなりの大変なので、ヘルパーさんにお願いしていました。

うまくサービスを活用していくことも、在宅介護をやっていく上では大事なポイントです。

吸引瓶の洗浄はヘルパーさんに頼んで溜めないようにする

空気清浄機を使う

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わが家で使用している空気清浄機「アースプラス」

これまで消化した臭い対策に加え、大きく効果を発揮してくれるのが空気清浄機。

ピンからキリまで多種多様あり、どれを選んだらいいのか悩みますよね。

わが家では、通販生活から発売されている空気清浄機を使用。

購入した理由は

購入理由
  • インフルエンザやコロナなどのウィルスの除去率
  • 消臭効果
  • 病院や介護施設でも利用されている

ということで決めました。

臭いに関しては、自動センサーが付いていて、部屋の臭いがキツくなると自動で吸い込む風量が上がるところがすごいです。

また摘便の後は、部屋中にウンチくんの臭いがかなり強烈に充満しますが、ターボ機能がありこれをオン。

強力な清浄した風が出てくるので、早い脱臭効果を実感できます。

通販生活の空気清浄機はかなりおすすめ!

詳しい内容を知りたい方は、こちらでご紹介していますのでご覧ください。

まとめ

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介護部屋の臭いは、毎日の生活の中でどうしても気になるものです。

しかし、その臭いの原因を正しく知り、適切な対策を続けていけば必ず改善することができます。

大切なのは完璧を目指すのではなく

「少しずつできることを積み重ねる」

こと。

こまめな換気や空気清浄機の活用、使用済みオムツの仮置き対策など、日々の小さな工夫が部屋の空気を変えていきます。

臭いの悩みが解消されれば、介護者も我々要介護者も、今よりもっと穏やかで心地よい時間を過ごせるはず。

今日からできることを一つずつ始めて、少しでも快適な介護生活を送っていきましょう。

ポイント
  1. 部屋の換気
  2. 防水シーツを使用する
  3. 毎日着替える
  4. 定期的な入浴
  5. 使用済みのオムツ入れの対策
  6. 吸引瓶はこまめに洗浄する
  7. 空気清浄機を使う/li>
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