第5話 入所した特養は恐ろしかった。今だから話せる本当にあった恐ろしい介護施設! 

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長年お世話になった老健にはもういられない状況がとうとうやってきた。

次の介護施設を探すにあたり特養を選択。

しかし特養に入るには順番待ちが多くいつ入れるか分からない状況。

老健から早く出て行かなければならない。
新しい施設にはすぐに入れない。

そんな間のモヤモヤした心境の中で焦っていた。

しかし幸運なことに要介護5の義母は、介護度が重いということで順番を飛ばして入れることに。


これはついているかも知れない。
いい流れが来たぞ。

妻と2人で喜んだ。


しかし!

目次

スムーズに入所が決まった特養だったが現実は・・

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とんとん拍子で決まった特養への入所。


「とてもラッキー!」


と思いながら、義母は長年お世話になった老健から特養へと移った。

老健と大きく違い、特養は要介護5の義母のような重い人も多く入所しているので安心感をおぼえる。


しかし!


入所して2週間ぐらいしてから、この特養はとても恐ろしい施設ということをいろいろと思い知らされるのである。

まさに「天国から地獄」とはこういうことだったとは。

ある日面会に行くと義母の髪の毛が!

恐ろしい介護施設のイメージ画像-2

義母が老健にいた頃と同様、毎週末の土日はその特養に面会に行っていた。


いつもの面会に訪れたある日。


髪の長かった義母がかなり短くなっていた。

髪の毛のサイドとバックは刈り上げ。

トップは自然に立つくらいの短さ。


唖然とした。


いわゆる特養カットである。

介護職員が入所者の髪の毛を洗う時や乾かす時に単純に楽なための措置だ。

家族に断りもなしにあんなに短く勝手に切るとは。

性別、個性など完全無視。


許せなかった。

悲しかった。


でも文句を言えない。

なぜなら要介護5の義母は完全寝たきり状態。

そのため今までいくつかの介護施設で虐待にあった。

ストレスの溜まった介護職員が、こういった何も抵抗できない弱い人間を憂さ晴らしの標的にするのだ。

だから義母が人質にとられている気分。

家族が文句を言ってしまったら、後で義母に何をされるか分からない。

そんな複雑な思いのまま、髪が短くなった義母を見てかなり心が締めつけられた。

短期間に感染症が続発

恐ろしい介護施設のイメージ画像-3

入所して2〜3ヶ月の間に義母がノロウィルスに2回感染した。

こんな短期間に2回。

もちろん面会も出来ず、とても不安な日々を過ごした。

ノロウィルスとは
もっとも一般的な胃腸炎の原因である。感染者の症状は、非血性下痢、嘔吐、胃痛が特徴である。発熱や頭痛も発生する可能性がある。症状は、通常ウイルス曝露後12〜48時間で発症し、回復は通常1〜3日以内である。合併症はまれだが、特に若人、年配者、他の健康上の問題を抱えている人では、脱水症状が起こることがある。

ウィキペディアより

介護施設は高齢者や抵抗力が落ちた人が多いので仕方のないことだが、こんな短期間にこんなに続発するとは。

今なら間違いなくコロナのクラスターが発生するだろう。

そのぐらい不衛生な介護施設。

毎週末面会に行くたびに、清潔さは全く感じなかったのでなんか嫌な予感はしていた。

この事件でかなりその特養に対して不信感が募った。


入所してこんな短期間でこんな状況なんて・・


怒りの矛先が見つからない。

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